名古屋にいたからこそ円形脱毛症になってしまった話
熟睡できず暴飲暴食の毎日
熟睡できず暴飲暴食の毎日
¦ 身体の限界で円形脱毛症を発症
¦ 部署異動で円形脱毛症が改善
不動産関係の仕事をしているのですが、自動車産業華やかなりし頃、名古屋支店の営業成績を上げることが上層部で決まった目標案件らしく、私は名古屋営業所に異動になりました。
そこで担当したのが、中部東海産業の要となる自動車部品企業への営業回りです。
私のセクションは土地を販売するのですが、その土地に新しい工場を建設しませんかというご提案をさせていただくのです。
簡単な買い物ではありません。
数千万円レベルの買い物であり、相手先企業との交渉は長ければ1年くらい続くこともあります。
当時は買い手市場でしたから、相手がじらしてもっといい物件がないかとか、資金がまだたまっていないからなどの理由で交渉期間を延ばしにかかります。
その間、相手先が唾をつけた土地は他に紹介できません。
交渉のテーブルにのってくれる企業はまだいいですが、門前払いをくらうことの方が多かったです。
一日10件くらい岐阜まで足を伸ばして営業しても、担当者と名刺交換ができた相手はゼロという日がほとんどでした。
そんな中でも「ノルマ」というものがあります。
営業部の特攻社員たちの成績表がいつも部長の席の後ろに貼り出されていました。
私は下から数えた方が早く、毎日悩みました。
受付嬢の突破方法をいろいろと工夫しました。
夜は毎日熟睡できませんでした。
そのかわり、ストレスからくる暴飲暴食は毎日続きました。